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避妊ピルの30代への効果について

避妊ピルには30代への効果があると言われています。避妊ピルとは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの女性ホルモンが配合されているホルモン剤です。避妊ピルを服用することにより血中のホルモン濃度が高まります。その情報が脳へと伝わることで、脳が身体の中には十分な女性ホルモンがあると感知し、排卵を促すホルモン分泌が抑えられます。その結果、排卵が起こらないようになっています。さらに服用している間は、精子が子宮へと侵入しにくいように子宮頚管から分泌される粘液が変化したり、子宮内膜の増殖が抑えられるため受精卵が着床しにくくなっているため、避妊できる仕組みです。
避妊ピルは、子宮内膜症に対しても効果が期待できます。子宮内膜症の有力な原因とされているのは、生理です。排卵すると受精卵が着床しやすいように子宮内膜が厚くなります。妊娠しなければ剥がれ落ちて生理がきます。この時、内膜の一部が逆流し卵管の先から出てしまうことがきっかけで子宮内膜症となり、受精や排卵を妨げるなどの不妊につながると考えられています。特に生理痛のひどい人や強い人は、子宮内膜症になる可能性が高いと言われています。
避妊ピルを服用することで、排卵が止まり内膜が増殖しにくくなっているため、剥がれる量も減ります。そのため、子宮内膜症になるリスクが小さくなるとされています。
最近では、出産する年齢が遅くなっており30代で出産する人も増えています。その結果、最初の出産までに経験する生理の回数が増えていることから、子宮内膜症になりやすいとされています。将来妊娠を希望している30代にとっては、避妊ピルは避妊目的のためだけの服用ではなく、将来的な不妊を防ぐ効果を期待して服用するものでもあります。